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オーストリア経済振興会社(ABA)は、正式名称をÖsterreichische Industrieansiedlungs- und WirtschaftswerbungsgmbH (ABA-Invest in Austria) と言い、オーストリア共和国の企業誘致機関である。〔オーストリア共和国 連邦経済・家族・青少年省(BMWFJ)〕 同機関は、オーストリアに支社の設立を計画している外国企業の獲得とサービスの提供を主な業務としている。 ABAは経済立地オーストリアに関する情報を提供し、国際投資家が関心とする内容についてアドバイスする。ÖIAG〔www.oeiag.at 〕 によって1982年ICDオーストリアとして設立されたこの企業誘致機関は、1995年に社名をオーストリア経済振興会社(ABA)に変更した。 2007年創立25周年を機に、ABAはそのコーポレート・デザインを一新し、オーストリア経済振興会社に代わって、ABA-Invest in Austriaを表記名として使用するようになり、会社の趣旨が一層明確になった。現在、ABA-Invest in Austriaには、25名の職員が従事している。 ABAは、ソニー、インフィネオン、イケア、松下電器工業、ハチソン携帯電話事業(Hutchison Moblilfunk)、ホルメス・プレイス(Holmes Place)、スターバックスなど一連の一流国際企業のオーストリア進出を手助けしてきた〔www.investinaustria.at 〕。 ABAの下部組織である「ロケーション・オーストリア」Location Austria は、オーストリア経済サービスAustria Wirtschaftsservice GmbH (aws) と共同で、オーストリアを映画制作用ロケ地として宣伝し、補助金制度「映画製作用ロケ地オーストリア(FISA)」を管理運営している。 FISAは、経済・家族・青少年省の発案で設置され、オーストリアにおける助成対象制作費の25%を返還不要な助成金として支給し、当地での映画製作を奨励している。この奨励モデルは、大変好評を博しため、2014年末まで延長して利用できるようになった(詳細は、www.filmstandort-austria.at を参照)。 == 役割およびサービス業務 == 直接投資家の獲得にあたり、オーストリアは世界の国々と競合関係にある。 同機関は、企業誘致機関として、オーストリアを経済立地として宣伝し、工業国としてのイメージを更に広めてていくことを趣旨としている。 オーストリアは、EUの中で〔Eurostat 2013年、購買力基準で一人当たりの国内総生産, PGDP per capita in PPS 〕番目に豊かな国4でありながら、まだまだ観光文化国としてしか認識されていない。 ABAは、無償で外国企業のオーストリアにおける企業設立をサポートしている。 投資家は、経済立地オーストリアに関する、また政治・経済・法規上の枠組み条件に関する情報を得ることができる。 さらにサービス業務として、オーストリア国内で必要なすべてのコンタクトを取り、立地探しの際にアドバイスを行い、企業にとって重要なコスト(例えば、賃金、インフラ・コストなど)、税務上の観点、また特定業種の国内状況など種々の情報を提供する。 加えて、後日の拡張投資についても、その窓口として相談に応じている。 世界銀行の"世界投資促進ベンチマーク 2009" (GIPB) 〔世界投資促進ベンチマーク 2009年、 世界銀行 〕では、世界の企業誘致機関181件の中で、ABA-Invest in Austriaが第一位に選ばれた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「オーストリア経済振興会社」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Austrian Business Agency 」があります。 スポンサード リンク
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